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解決とは?

[ 44] 沖縄タイムス社説 2006.7.22
[引用サイト]  http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060722.html

戦後八回にわたり靖国神社に参拝した昭和天皇が一九七八年、東条英機元首相ら十四人のA級戦犯が合祀されたのを機に参拝を取りやめたのは、A級戦犯合祀への不快感からだった―。
昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀について、そんな発言をしていたとするメモが元宮内庁長官の故富田朝彦氏の手帳に残されていた。
そのメモは、小泉純一郎首相の靖国参拝や分祀論、新たな追悼施設建設構想、さらに九月の自民党総裁選にも影響を与えそうだ。
小泉首相は六月末、外遊先のカナダで「何回行こうが私の勝手」と言わんばかりの発言をし、終戦記念日の参拝が現実味を帯びてきた。
今回の昭和天皇発言メモについても「(影響は)ありません。心の問題であり、強制されるものではない。誰でも自由だ」と、参拝は個人の判断に委ねられるべきだと強調している。
それを今回の発言メモは、A級戦犯の合祀が原因だったことをより裏付けたことを意味する。国会における多くの参拝推進派議員にとって、重い宿題をもたらした発言メモといえよう。
逆に、日中、日韓の関係改善に向け靖国問題の解決を目指している反参拝派の議員にとっては、“思わぬ援軍”を得て勢いづくことが予想される。
しかし、今や靖国参拝が日中、日韓関係を冷え込ませ、外交や安全保障だけでなく文化、経済面にも悪影響を及ぼしかねないと懸念する声は自民党内だけでなく経済界にも広がっている。首相は、少なくともこの事実を重く受け止めるべきだ。
第二次大戦で日本の「捨て石」にされた沖縄にとっては、今回の発言メモが昭和天皇の戦争責任を免罪するものでないことは言うまでもない。
昭和天皇は、自身の戦争責任を率直に語っておらず、これだけで戦争の反省の表れと評価することはできないからだ。
ただ、小泉首相の最後の参拝が取りざたされ、中国や韓国から熱い視線が注がれる今年の「8・15」に向け、靖国問題に対し日本人自身が真剣に論議し、きちんとした答えを出す好機ととらえるべきではないか。それが十五年戦争という歴史問題をあいまいにしてきた私たちの責任だと思う。
政府は、二〇〇七年度予算編成の大枠を示す概算要求基準(シーリング)を閣議了解した。一般歳出の上限額は四十六兆八千六十億円とし、前年度を約七千億円下回った。
シーリング段階で四十七兆円を下回るのは九年ぶりで、財政改革に向け歳出抑制の色合いを強く打ち出した。
国債など国の借金(債務残高)は〇六年三月末時点で八百二十七兆円を超えた。国民一人当たりでは約六百四十八万円の借金を抱えている計算だ。
焦点の社会保障費は高齢化に伴う自然増分を二千二百億円圧縮、公共事業関係費や政府開発援助(ODA)も〇六年度当初予算に比べ3%削減するなど、内容的には前年度までの歳出削減路線を継続している。
ただ、社会保障費削減については高齢者に明らかな「痛み」を伴うため、すんなり国民の理解を得られるかどうか。川崎二郎厚労相は「来年以降は白紙」と発言するなど、今後の抑制基調をけん制する向きもある。
公共事業費については、来年夏の参院選をにらみ族議員による歳出増への圧力が高まる可能性も否定できない。
国の予算案が決まる十二月末は、小泉政権から新政権に移っている。歳出改革の成否にはポスト小泉政権の実行力が問われよう。
県も既存の事業内容を精査しつつ、このような戦略的事業を積極的に提案するなど、メリハリの利いた県予算を編成してほしい。

 

[ 45] 中国の経済改革
[引用サイト]  http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/040203kaikaku.htm

国務院は、このほど中国銀行と中国建設銀行について、株式制への再編を行い、さらに450億ドルの外貨準備を拠出して2行の資本金を充足することを決定した。国有銀行改革全体の進捗状況から見て、この決定は、中国の4大国有商業銀行の改革が実質的な段階に入ったことを意味している。
今回の措置は、国有銀行改革が新たな段階のスタート地点に立ったことを意味する。長い間、金融改革はほかの経済改革よりも遅れており、特に国有商業銀行の改革は最も遅れてきた。当初は、株式制商業銀行の新設という増量改革の手法で国有銀行改革に「外部圧力」をかける方法を試みたが、現状から見て、この試みは一定の成果を上げたものの、国有銀行の商業銀行への転換を力強く推進することはできていない。今回、中央政府が450億ドルの外貨準備を注入して国有銀行2行に対する改革に踏み切った。これは第16期3中全会における国有銀行の株式制改革の精神を具体化したものである。同時に、中国の銀行システムにおいて国有商業銀行が支配的・主導的な地位を占める現状からみて、銀行改革は銀行の内部管理やコーポレート・ガバナンスの全面的な改革と改善から着手する必要があるという考えが反映されている。今回の資本注入を皮切りに、今後、国有銀行改革に関する様々な措置が相次いで打ち出され、国有銀行改革は2004年の中国金融改革の焦点となろう。
今回の資本注入は、単なる資本注入ではなく、国有銀行改革全体、そして、国有銀行の歴史的な荷物の処理というより広い観点から捉えるべきである。
99年の国有銀行の不良債権移管にしても、今回の外貨準備からの直接な資本注入にしても、目的は国有銀行の不良債権の処理である。今回、国務院は中国銀行と中国建設銀行の株式制への再編を決定し、450億ドルの外貨準備を2行に(各々225億ドル、人民元に換算して約3800億元)資本金として注入した。この規模は非常に大きい。今回の措置は、国有銀行の抱える歴史的な要因による負荷、特に中国の移行期における国有銀行の負担する改革コストは、国有銀行自身の力や経営資本だけでは消化しにくい現状のもとで、政府は様々な資本注入の方法で処理しなければならないことを反映している。国有銀行改革の次のステップである戦略投資家の導入あるいは上場を、客を家に招くことに例えれば、今回支払った費用はごみ処理費用である。つまり、国有銀行という大きな家にある歴史的な理由によって残されたごみを処理し、客を出迎える準備をするのである。
それでは、なぜ今回は財政資金あるいは起債という方法ではなく国の保有する外貨準備を使ったのだろうか。理論的にみれば、財政による資本注入を行わなかったのは、財政負担への考慮である。さらに、外貨準備が急速に増えている中、今回の措置で外貨準備の有効利用に新しい道を切り開いた。無論、実際の効果はどうなるかはまだ不明であるが、少なくともこれは一つの試みである。近年、中国の外貨準備は毎月約100億ドルのペースで増えている。米国債の購入や、非常に低い国際市場の預金金利の獲得だけでなく、外貨準備をより合理的、効率的に運用する方法を検討するのが最近の重要課題のひとつとなっている。
外貨準備の運用方法の多様化に関する研究は、国際金融の分野における関心事でもある。実際、外貨準備によるエクイティ投資を行っているのは、中国だけではない。シンガポールや、台湾なども外貨準備による投資の多様化を試みている。今回、中国が外貨準備を使って国有銀行に資本注入したのも一つの新しい試みである。
現状から見て、国有銀行改革のテンポは間違いなく加速していくであろう。これは中国の金融システムの安定化にとって必要であるし、2006年に行われる予定の中国の銀行業の対外開放の重要な一環でもある。銀行不良債権処理を強化するタイミングの選択は評価に値する。理論的には、商業銀行の不良債権状況と景気循環は密接に関連している。景気後退期には、商業銀行の不良債権を処理すればするほど増えるのに対し、景気上昇期においては、不良債権処理の難度は相対的に小さい。99年にも中国は銀行不良債権を大量に処理したが、このタイミングは検討の余地がある。それに比べて、今回のタイミングの選択は適切である。
実際、現状のような経済の高度成長期、景気上昇局面に、政府が資本注入で国有銀行改革を推進し、不良債権を処理することは、不良債権の負担がそれほど重くなく、銀行の収益能力も比較的強く、資産構造の調整にとって有利であるため、非常に時宜にかなっている。これは、前回の景気後退期の「銀行不良債権を処理すればするほど不良債権が増える」という状況に比べて異なる効果をもたらす。
しかし、資本注入は改革の一つのステップに過ぎない。国有銀行を真の商業銀行に転換させるには、上場基準に沿って、国有銀行の不良債権を全面的に処理し、注入された資金が良い収益とリターンを上げられるように、内部リスク管理制度とガバナンス制度を整備し、新しい不良債権の増加を防がなければならない。このため、内部インセンティブ・メカニズム、内部リスク管理制度、業績評価制度、戦略策定など、新しい制度と措置が必要である。今回の資本注入は、「フリー・ランチ」ではなく、最後の「晩餐」であり、上場のための準備である。政府が注入した資金は、単に不良債権を買うために使うのではなく、貯蓄を効率的に運用できる新しいメカニズムを買うべきである。
(1)歴史的な負荷による2行の改革の制約を断ち切り、銀行業の新たな競争構図が形成される。これまでも、国有銀行は内部管理の改善や、経営能力の向上などで歴史的な要因による負荷の解消を試みた。しかし、膨大な不良債権は、4大銀行の足手まといとなり、国有銀行の経営状況に対する客観的な判断の妨げとなっている。資本注入と再編により、中国銀行と建設銀行が改革を先行し、この2行の再編の中で効果的な方法が証明されてから、次に中国工商銀行と中国農業銀行がそれを参考にして実施する。これは、国有銀行改革全体に対し模範を示すものである。
(2)経済成長に対する銀行支援の強化である。一般的に、不良債権の減少は、銀行の貸出能力を高める。今回の大規模な資本注入に加え、不良債権処理の措置もあり、経済成長に対する国有銀行の支援を強化する点では非常に有利である。これは国有銀行にとって資産構造を調整する良いチャンスでもある。
(4)資本注入を通じた国有銀行の再編は、政府が不良債権の勘定を払うというよりも、国有銀行のための新しいメカニズムを買ったと言った方が正しい。
(5)国有銀行の透明性を高め、公衆による監督を強化する。商業銀行の業務は公衆の利益に関わる。このため、上場企業の監督と同じように、(銀行も)情報開示を実施しなければならない。しかし、実際、多くの国有銀行の経営に関するデータは機密情報とされ、市場はそれを適時に正確に獲得することは非常に難しい。今回の再編を通じて国有銀行の透明性を高めることは、公衆による監督強化の環境作りでもある。
この点について、中国銀行香港の海外上場の成功は、今回の2行の再編の良い参考となる。中銀香港の手法から見て、上場前の不良債権処理ならびに、大規模な業務再編、内部の改革と再編は、銀行のコーポレート・ガバナンスと金融資源の使用効率を強化すると同時に、伝統的な国有銀行から、近代的資本市場のルールに則った透明性の高い近代的商業銀行への転換を促進することができる。
国有銀行改革に関する大きな措置の中、資本注入はすでに発表したが、国有銀行を近代的な商業銀行に転換させるには、銀行の内部ガバナンスおよび外部の監督・管理の強化などの措置が必要である。今後、次のような点について更なる検討が欠かせない。
第一に、中国銀行と建設銀行の先行改革の後で、中国の銀行システムとその競争構図に起こりうる変化、特に工商銀行と農業銀行の改革への促進効果、先行改革による外部競争環境の変化、歴史的な負荷に対する態度を検討しなければならない。
第二に、中国銀行と建設銀行の改革による貸出への影響を検討しなければならない。中国銀行と建設銀行の改革は、中国の銀行システムのかなり大きな部分に影響を及ぼすことになる。中国銀行と建設銀行の貸出態度の変化は、全体の貸出規模を直接左右する。例えば、不良債権処理の加速と資本注入は、中国銀行と建設銀行の貸出能力を向上させるが、資本注入後に厳格な自己資本比率の監督を実施すれば、自己資本比率規制は、資産拡大の制約となる。具体的にどの位の影響が出るかは、慎重なシナリオ分析や試算を行わなければならない。また、金融政策面でも相応の対策を採るべきである。
第三に、外貨準備による資本注入の金融市場への影響を検討すべきである。外貨準備を使用して国有銀行に資本注入を行ったことは、中国にとって大胆な試みである。金融市場特に外為市場にどのような影響をもたらすかは、更なる観察が必要である。たとえば、外貨準備を国有銀行に注入した後、国有銀行が外貨を売却しなくても、外貨貸出を増やし、企業が外貨を売却することによって、注入された外貨準備は再び外為市場に戻ってくることになる。中央銀行は再びベース・マネーで外貨を購入しなければならないため、マネーサプライに対する調節に細心の注意を払う必要がある。
第四に、注入された資本のリターンを検討しなければならない。これは、国有銀行の国有資本の価値の維持と増加の問題とも関係している。資本価値の増加を合理的に評価する指標を作成すること、規範化された近代的企業制度と市場経済的な手法に基づいて公開的・透明的・合理的な手順を通じて国有銀行の経営管理者を採用する方法、などは検討に値する課題である。実際、これらの課題は、国有資産管理委員会が着手している仕事に非常に似ている。
第五に、資本注入後の株主の多様化の進捗状況を検討しなければならない。資本注入後は、不良債権処理と株主の多様化といった問題が必然的に出てくる。この過程の中では、すべての社会資本を同一に見なすべきであり、外資の導入ばかり強調してはならない。
国務院発展研究センター金融研究所副所長。1999中央財経大学博士号取得。中国銀行杭州市分行副行長、中国銀行香港有限公司リスク管理部総経理補、中国証券業協会発展戦略委員会主任などを歴任。2003年8月より国務院発展研究中心金融研究所副所長。主に金融市場の監督と金融システムのリスク管理、金融政策と企業融資政策などを研究している。著書に『中国貨幣政策有効性の経済学分析』『金融的江湖』などがある。

 

[ 46] 東風フォント問題が解決の方向へ無償利用も可能に:ITpro
[引用サイト]  http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/LIN/NEWS/20030926/1/

日立プリンティングソリューションズ(http://www.hitachi-ps.co.jp)は,2003年9月29日,Linuxディストリビューションにおけるフォント流用問題についての対応を明らかにした(問題の経緯は「フリーのフォントに権利侵害の問題が見つかる」http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/LIN/NEWS/20030624/1/を参照)。日立プリンティングソリューションズは,日立グループのうち,プリンタ関連製品を扱う会社などを統合して2002年10月に設立された。問題のフォントを開発,運用してきた関係者が多く在籍しているため,今回の対応窓口となった。具体的な対応内容は,「フォントの権利侵害について」と題した文書で日立プリンティングソリューションズのWebサイトにて2003年9月29日に公開された。
要点は,(1)日立製作所とタイプバンクが開発した32ドット明朝体フォントの公開と配布は認めない,(2)これらのフォントから派生したフォントについても公開と配布は認めない,(3)ただし,32ドット明朝体の権利を使用したフォントの制作,公開,配布を“一定の条件”のもとに認める,というものだ。
これだけを見ると,問題の32ビット明朝体フォントを部分的に参考にして開発された東風(こち)明朝フォントの無償利用は難しく思える。
しかし,実際には,(3)の一定の条件がかなり柔軟なものになっている。条件の詳細はまだ決まっていないが,基本的には「非商用利用に限るなどの制限があるだけで,ライセンス料金は不要」(日立プリンティングソリューションズ 事業統括本部事業企画部 主任技師の小池 建夫氏)である。
日立プリンティングソリューションズは,東風フォントの開発者である古川 泰之氏らと,一定の条件に基づいた契約を交わす方向で話し合うとしている。そのため,東風明朝フォントは問題なく公開および配布できるようになる見込み。ただし,古川氏は「商業利用も可能なフォントの作成が開発動機であり,(今後の対応については)制作および配布活動の永久停止も含めて検討中」だという。
初代渡辺フォントなど,32ドット明朝体のタイプフェイスがそのまま流用されたドット・フォントを公開,配布することはできないが,TrueTypeフォントなど派生したフォントの制作,公開,配布については,日立製作所と無償のライセンスを結べば可能になった。
Linuxディストリビュータに関しても,無償のディストリビューションはもちろん,非営利のディストリビューションへの東風明朝フォントの添付は問題ないという見解である。実際には,フォント自体を販売するのでなければ,有償のディストリビューションであっても,フォントの添付は無償で可能だという。
問題の32ドット明朝体フォントは,1980年代前半から1996年まで,最盛期で20人弱の担当者が関与し,数十億円の開発費をかけて開発されたもの。財産権は日立社内の複数の部門がシェアしており,従来の主な用途はプリンタ内蔵向け,ワープロ内蔵向け,ROMへの組み込みだった。現在ではメインフレーム用の高速プリンタ用として使われているほか,放送局向け,電光掲示板向けにも利用されている。さらに,関連会社の日立インターメディックスが外部への販売権を持ち,販売も行っている。つまり,日立にとって過去のフォントではない。
■ついに一般消費者まで告訴した米レコード業界――次世代音楽ビジネスの主導権は誰の手に? (2003/09/16)
■女優のヌード・シーンに服を着せる――映画改変ソフトがハリウッドを揺るがす (2002/09/23)
■サイボウズOfficeの表示画面に独自性なし--東京地裁が著作権侵害の訴えを棄却 (2002/09/06)
日本ヒューレット・パッカード 直線的に向上するパフォーマンス“クアッドコア×マルチプロセッサ”の威力
日本アイ・ビー・エム IBMがリリース 最大16CPUまで拡張可能なクアッドコア搭載ハイエンドx86サーバー
日本アイ・ビー・エム/日立製作所 POWER6搭載エンタープライズサーバーが“攻め”の情報化投資を加速
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[ 47] Internet Explorer 7乗り換えガイド:日経パソコン オンライン
[引用サイト]  http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/trouble/trbdb/ie7/index.html

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[ 48] 解決力と人生力 - ***songlinediary***
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/yoheye/20070920

人生で大切なものはいろいろあるけど、仕事とか恋愛とか結婚とか子育てとかのレイヤーの一つ上、生とか死のレイヤーに近いものは多分この二つなのではないかなと思う。この二つを考えることによって、俺の人生の中で何が重要で何が重要じゃないかを自問自答するために書いてみる。誰も真に受けないように。ちなみにスポーツに関してはまったく考えていない。
人生を円滑に生きるとはどういうことだろうか。多分、何か問題が発生したときにどのように解決するか、どのくらいの期間で解決するかということだと思う。
毎日人は食事を取る。夕食の献立を丸一日考えるのはしょうもないことなのはみんな知ってるので数分で考える。つまり熟練した主婦は”食事を作る”ということに関して”解決力”を持っている。車を運転していて急に信号が変わる。止まるか走り続けるか、それを一瞬で判断する必要がある。ある一定のドライバーならこのような”危険回避”の”解決力”を持っている。
これらの解決力はどのようにして発達するか。それは確実に”思考”と”経験”である。結婚したての主婦や初心者ドライバーは前述の問題を解決するのに”時間”がかかり、さらに”正しい判断”はできない場合が多い。誰でも最初はそうであり、”思考”し、”経験”を積むことで”解決力”を発達させる。
僕は音楽が好きだからいい音楽、いいメロディーに出会うと”満たされる”。好きな女性と仲良くなれることでも満たされるし、おいしいご飯を食べることでも満たされる、フジロックで、笑いで、ギャンブルで、仕事で、買い物で、”満たされる”。
人はそれぞれ自分自身が満たされるモノ、状況、というものを持っており、それを感じることで具体的には思わなくても生きていることを実感するのだと思う。満たされない、と不満を持っている人は何が欠けているのか。それが多分”人生力”だと思う。人生力とは自分の周りで起きている状況をどのように”把握”し、”結論”を出すかということだと思う。いい音楽が流れていたとしてそれに耳を傾け(把握)、それを自分の好きなものだと”結論”づけること。経験上、この”人生力”は”人生力”そのものによって発達すると思う。つまり最初に気づかないと死ぬまで気づかない。うまいと言われているモノを食わなければその人は一生その食べ物がうまいことを知ることはできない。(もしくは自分には合わないと知るか)
学問で言うと解決力は”数学”そのものである。そして、強いて言えば人生力はそれ以外の学問で発達する可能性がある。
学問ということだけを考えると、自分の好きなモノを把握し、結論を出すことは学生には無理だ。例えば高校理科の選択で、生物、物理、化学、地学の4つから選ぶというものがある。何も習ったことがない学問に対して”把握”し”結論”を出すことは難しい。結局はその学問を把握せずに何を習うか結論を出さなければならない。最初はこれでもしょうがないが、本当に自分の興味のあるモノを学ぶという人生力を発達させる目的があるなら途中で合わないと思ったら別の教科を選択できなければ成り立たないはずだ。もっと言えば物理の中の音について興味はあるが他はどうでもいい、とか、植物にはまったく興味がないが人間の体については興味がある、と言った”人生力を高めるための潜在的なニーズ”をまったく破棄してしまう。前述したとおり、人生力は人生力によって発達するので学校で学問を習い始めてから社会人になるまで(大学も似たようなもんだ)ずっと”把握”してから”結論”を出すことを日本人は行ってきていない。もう一度書いておくが、これはあくまで学問というものの中だけの話である。
つまり”人生にとって勉強は必要なの?”という子供の戯言に対しての解は、”実際に役に立つのは数学だけだ”となる。そのほかの教科はすべて”知っておけば満たされるかも知れない”ものにすぎない。人生で役に立つのは数学だけというのは漫画家の江川達也氏が作品の中でも何度か触れられている。
学校で習う教科の中で唯一と言っていいほどの即戦力を持っているのは数学だ。数学はまさしく”思考”し、”経験”を積むことでスキルがあがる。他の教科でも思考し経験を積むことで点数はあがるであろうが、それはただたんに問題のパターンを覚え、そのパターンに当てはめて答えを出すという作業に慣れていくだけの話だ。数学の中でもそのようなものはあるが本質はそうではない。自分の持っている武器(法則や定理)を使って敵を倒すのが目的であり、その方法は人それぞれではあるが”解決力”を持っている人間は時間をかけずにエレガントに問題を解く。国語のテストでエレガントに解きなさいと言われても誰もそんなことはできないだろう。でも数学をエレガントに解くというのは解決力さえ強ければ可能である。
英語なんかの外国語はどうなんだと言われそうだが、語学は基本的になくても生きていけるので人生力の方にあてはまる。思考し、結論を導き出せない人には何をやらせても無理だが英語ができないから仕事ができないというわけではない。そう言われないように常に人より多く考えるようにしている。
問題が発生し、思考する(解決力)。思考することで問題を把握し、結論を導き出す(人生力)。人生力があがると今まで見えなかった問題や楽しみを見つけることができる。さらにそこで解決力を使って思考する。どちらがかけても人生は豊かにも円滑にもならない。
ここまでで一つの結論を出すことができる。人生を円滑に豊かに生きたいのならば学生時代に学生は何をすべきか。
一つは数学である。建設的に思考するということができない人を”ゆとり”と呼ぶなら僕は賛成である。世代なんかは関係ない。
もう一つは、数学以外の教科(もしくは趣味と呼べるもの)への興味がどのくらい自分にあるのかを把握すること。何でもかんでも手を出す、そしてそこで終わらずに手を出したモノが自分にとってどういうものかを把握する必要がある。

 

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